こんにちは!根っプロです。
8月12日から七十二候では「寒蝉鳴(ひぐらしなく/かんせんなく)」になります。「寒蝉」とは秋を告げる蝉のことで、蜩(ひぐらし)が鳴きはじめるという意味。蜩が「カナカナ・・・」と鳴くのは、朝や夕方など涼しい時間帯。夕暮れに鳴くので「日暮し」と呼ばれるようになったそうです。
ただ、今年はあまり蝉の声が聞こえません。種類にもよりますが、蝉が鳴くのは、時間帯や気温、明るさなどが影響しているそうです。今年は、危険な暑さといわれています。街中では昼間はもちろん夕方から夜にかけても気温があまり下がらないので、蝉たちも鳴けずにいるのでしょうか。
そして8月15日は月遅れのお盆。8月13日がお盆の入り(迎え盆)となります。お盆の慣わしは多様ですが、一般的には、盆棚を設え、お墓参りに行って、先祖の霊を招くために迎え火を焚きます。
夕暮れの頃、玄関前や門前でオガラを燃やすのが迎え火。オガラとは麻の茎の皮をむいたもので、オガラの煙に乗って先祖がやってくるといわれています。まずは火を拝み、外から内へまたぐようにして家に入る風習もあります。ちなみにオガラの灰をタンスに入れておくと、衣服に困らなくなるという言い伝えもあります。
【暮らしを彩る年中行事】お盆
【暮らしを彩る年中行事】お盆/迎え盆と精霊送り
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2024年08月12日