日々の便り

2024年08月22日

二十四節気「処暑」。子どもの守り神、地蔵供養の「地蔵盆」

8月22日は二十四節気のひとつ「処暑」です。暑さが落ち着く頃という意味で、日中は暑いものの、朝晩の涼しさに初秋の息づかいを感じる時期です。
不快な残暑が続く中でも、日が暮れれば少しは過ごしやすくなる気がします。犬の散歩をする人も、夕方から増えてくるようです。

さて、七十二候では「綿柎開(わたのはなしべひらく)」になります。
綿の木は7月頃から花が咲きはじめ、花の後は蒴果(さくか)と呼ばれる実をつけます。その実がはじけて、綿を包むガクが開きはじめる頃という意味で、「柎」とは花のガクのことです。

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また、地蔵菩薩の縁日である8月24日を中心に、子どもたちが主役の祭り「地蔵盆」が行われます。お地蔵様は子どもたちを地獄の鬼から救う守り神とされ、そのお地蔵様を子どもたちが供養する祭りです。特に、関西地方で盛んに行われています。お地蔵様には子どもたちの健康をしっかり守っていただきたいですね。
地域ごとの祭りなので、お菓子が配られたり、「数珠回し」をしたり、盆踊りがあったりとそのやり方はさまざまです。詳しくはこちらをご覧ください。
【暮らしのまつり・遊び】夏/地蔵盆


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【暮らしのまつり・遊び】夏/地蔵盆 

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