日々の便り

2024年10月03日

七十二候「水始涸」。味覚の秋「新米」をおいしく炊こう

10月3日から七十二候の「水始涸(みずはじめてかるる)」になります。田んぼの水を抜き、稲刈りの準備をする頃。井戸の水が枯れはじめる頃との説もあります。
刈り取った稲が稲木にかけられ、垣根のようにずっと続いている光景は、まさに日本の秋の原風景。農家の皆さまのご苦労が実を結び、おいしい新米になります。

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この夏は、スーパーなどの売場にお米がなかったり、あっても一家族1袋までなどの制限があったり、加えて価格も上がっていました。米不足になった原因はいくつかあるそうです。
昨年が猛暑で不作だったことに加え、8月は一番在庫が減る時期だったということ。
外国人観光客の増加で日本食需要が増えたことや、海外への輸出も増加していること。地震や台風、大雨など度重なる自然災害で食糧備蓄需要が増えたこと。
そして、不足と聞くと不安になって、もっとたくさん買っておこうとしてしまう心理なども要因のようです。
新米の出回る季節になって、店頭にお米が並ぶようになり、不安感は消えたものの、一度上がった価格はなかなか下がらないようです。

さて、新米が手に入ったら、さっそく炊いて味わってみましょう。
おいしそうに炊けたごはんのことを「銀シャリ」といいますが、シャリは寿司用語でごはんのこと。「銀」がつくことでぴかぴかと艶よく炊き上がった白いごはんが目に浮かびます。「銀シャリ」とはなんともうまい表現ですね。
炊飯器を使ったおいしいごはんの炊き方と、土鍋を使って炊く方法をご紹介しています。
ぜひ、ご覧くださいね。
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