日々の便り

2024年10月08日

二十四節気「寒露」。冬鳥が来訪する「鴻雁来」

10月8日は二十四節気の「寒露(かんろ)」。草木に冷たい露が降りる頃という意味です。朝晩はひんやりと冷え込むようになってきましたね。
七十二候では「鴻雁来(こうがんきたる)」に入ります。4月10日頃の「鴻雁北(こうがんかえる)」と対になり、北の方から雁が再び渡ってくる頃です。

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北方の厳しい寒さを逃れて秋から冬に海を越えて渡ってくる渡り鳥を「冬鳥」といいます。日本で見られる冬鳥は雁の他、ハクチョウ、ツル、カモ、ツグミなどがいます。冬鳥は、アラスカ、シベリア、カムチャッカなどで、短い夏の間に卵を産み、子育てをします。そして餌場が雪や氷で閉ざされる頃、冬でも餌の多い南へ向かって渡ってきます。
「雁行」とも呼ばれる雁などのV字飛行は有名ですね。V字になって飛ぶことで、前方の鳥の作る気流に乗ることができ、効率良く飛び続けることができるのだそうです。

さて、りんごは1年中出回っていますが、やはり旬は秋。昔から「りんごが赤くなると医者が青くなる」「1日1個のりんごは医者を遠ざける」などといわれ、りんごには私たちの健康に役立つ栄養素がたくさんが含まれています。しかも、りんご1個のエネルギーは約96kcalと満腹感のわりに少ないのも、食いしん坊には嬉しいもの。

栄養的にも、りんごは皮ごと食べるのがおすすめです。りんごの皮のベタベタは、りんご自身が出す不飽和脂肪酸で、りんご自らが新鮮さを保つための天然成分です。さっと水洗いしたらガブリとかじって、旬のおいしさを堪能しましょう。
りんごの生い立ちや、栄養、不思議な力などりんごの豆まめ知識はこちらでご紹介しています。
【旬の味覚と行事食】りんご


【季節のめぐりと暦】二十四節気
【季節のめぐりと暦】七十二候
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