10月23日は二十四節気の「霜降(そうこう)」。「寒露」の次にあたり、露の後は霜ということで気温はさらに低くなってきます。
七十二候でも「霜始降(しもはじめてふる)」に入ります。山里では霜によって草木や作物が枯れてしまわないよう、警戒する時期でもあります。家で育てている大切な花鉢なども、夜は室内に取り込んであげると良いですね。
霜は冷気によって大気中の水分が結晶化し、草木の表面や地面が白くなる現象。地表の温度が0度以下になると霜が降ります。雪と同様、気体の水蒸気からいきなり固体の霜になるわけですから、霜は地上にできた雪ともいえます。
さて、秋が深まってくると、山や海など自然豊かな温泉地でのんびりと温泉に入り、猛暑の疲れをいやし、心身ともにくつろぎたくなります。これからは紅葉の時期。秋色の景色を楽しみながら入る露天風呂も最高です。
日本は世界有数の温泉大国。環境省の令和4年の発表によると、日本の源泉数は約28,000か所(未利用分含む)、湧出量は毎分250万リットル以上にもなります。源泉数、湧出量とも日本一は大分県。群を抜いた量で、さすが「おんせん県」を名乗るだけあります。
宿泊施設がある温泉地は、全国2,800か所以上で、日本各地に名湯とされている温泉がたくさんあります。温泉の種類や効能、歴史など知識が増えると、ますます温泉に入るのが楽しみになりそうです。
【暮らしのまつり・遊び】秋/温泉
【季節のめぐりと暦】二十四節気
【季節のめぐりと暦】七十二候
2024年10月23日