日々の便り

2024年11月05日

歳の瀬を感じる「酉の市」。「おでん」の温もりが恋しい季節。

早いもので2024年もあと2か月。鷲(おおとり)神社など、日本武尊(やまとたける)をまつる神社で酉の市が開かれる時期となりました。酉の市は11月の酉の日に開かれる露天市で、大酉祭(おおとりまつり)、お酉様(おとりさま)などともいわれます。
酉の日は12日ごとに巡ってくるので、2024年は11月5日が一の酉、11月17日が二の酉、11月29日が三の酉となり、3回巡ってきます。昔から三の酉まである年は火事が多いともいわれています。

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酉の市では、熊手や招き猫などの縁起物を買い、一年の無事と来る年の福を願います。
熊手は、毎年買い替える風習もあり、買い替えるときは、さらに大きな招福を願って、年々大きな熊手にしていくのが良いとされています。商談成立で「シャンシャンシャン」と景気良く手締めが打たれると気分も上がりますね。

さて、冷え込みを感じるようになると、食べたくなるものの一つが「おでん」ですね。だし汁の中で大根やこんにゃく、たまご、ちくわなど、様々な種ものをコトコトと煮込み、しっかりと味の染みたおでんはおいしいものです。一口におでんといっても、地域によってだしや種もの、食べ方などに特徴があります。例えば、私の大好きな「ちくわぶ」は、関東のおでんの特徴で、全国区の食べものではないそう。煮込まれて味が染み染みで、中がもちもちとしたちくわぶのおいしさ!ぜひ、関東以外の方にも食べていただきたいと思います。日本各地には、その地方ならではのおいしいおでんがたくさんあります。日本各地のご当地おでんを見てみましょう。
【旬の味覚と行事食/秋】日本各地のおでん


【暮らしのまつり・遊び】冬/酉の市
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