11月7日は、二十四節気のひとつ「立冬」。ついこの間まで真夏日もありましたが、暦の上ではもう冬。ただし、気象庁の発表では、11月の気温は全国的に高めだそうです。何を着たら良いか、洋服選びにも迷いますね。油断して風邪などひかないように気をつけましょう。
そして、七十二候では「山茶始開(つばきはじめてひらく、)」になります。「つばき」と読んでいますが、ツバキ科ツバキ属の山茶花(さざんか)の花が咲きはじめる頃という意味です。昔から山茶花と椿は混同されがちですが、先駆けて咲くのは山茶花で、童謡「たき火」にも出てくる花です。
また、11月7日は「亥の子の日」。十二支の亥の月にあたる旧暦10月の最初の亥の日が「亥の子の日」。2024年は新暦11月の最初の亥の日も11月7日にあたります。
亥の子の日には、西日本では「亥の子祭り」という収穫祭が行われ、「亥の子づき」をしたり、亥の子餅を食べたり、こたつ開きをする習わしもあります。
似た行事として東日本では11月10日の「十日夜」があります。十五夜、十三夜と並んで三月見のひとつでもありますが、収穫に感謝する祭りの意味もあり、中には「かかしあげ」といってかかしにお供えものをしてお月見をさせてあげる地方もあります。
【季節のめぐりと暦】二十四節気
【季節のめぐりと暦】七十二候
【暮らしのまつり・遊び】冬/亥の子
【暮らしを彩る年中行事】お月見/十五夜・十三夜・十日夜
2024年11月07日