日々の便り

2024年11月27日

北風が木の葉をはらう「朔風払葉」。おいしい焼き芋の季節

11月27日から、七十二候では「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」になります。「朔風」とは北風のことで、「木枯らし」が木の葉を吹き払う頃という意味です。

今年は東京地方、近畿地方ともに11月7日に「木枯らし1号」が吹きました。もちろん、木枯らしはどこでも吹くのですが、気象庁は、東京地方と近畿地方のみに発表しています。なぜこの地方だけなのかというと、報道機関からの要請ではじまった季節感や生活感を伝える気象庁の情報サービスだからです。また、「木枯らし1号」と認定されるには条件があります。
①期間  :東京地方は10月半ばから11月末までの間、近畿地方は二十四節気の霜降から冬至までの間
②気圧配置:東京地方・近畿地方ともには気圧配置が西高東低の冬型
③風向き :東京地方は西北西~北であること、近畿地方は北よりであること
④最大風速:東京地方はおおむね風力5(風速8m/s)以上、近畿地方は大阪・神戸・京都・彦根・舞鶴・和歌山のいずれかで最大風速8m/s以上
東京地方と近畿地方で少し違いがあるのが面白いですね。

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また、寒い時のおやつにうれしいのが、ほかほかの焼き芋です。「いしや~きいも~」と鳴らしながらやってくる焼き芋屋さんは少なくなりましたが、スーパーなどでも買えるようになりました。最近は、焼き芋ブームで人気のお店も増え、「焼き芋フェス」なども開催されています。さつまいもはじっくり焼くと甘くておいしくなります。BBQグリルの隅っこにアルミ箔に包んださつまいも置いておいたら、BBQの締めにほくほくで甘い焼き芋を味わうことができました。暮らし歳時記では「石焼き芋」の作り方もご紹介しています。

【季節のめぐりと暦】七十二候
【旬の味覚と行事食】秋/さつまいも

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