日々の便り

2024年12月12日

もうすぐお正月。お正月はなぜおめでたいの?

12月も半ばとなり年越しの準備をはじめる頃になりました。それでなくても忙しい年末、お正月の準備が面倒に感じることあるでしょう。でも、お正月のために用意することの一つ一つには大切な意味が込められています。大切な意味ってなんでしょう。改めて少し考えてみませんか? 

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お正月のご挨拶といえば「明けましておめでとうございます」。
でも、なぜ、おめでたいのでしょうか?
それは、元旦には皆さんの家に、1年の幸福をもたらす「年神様」という新年の神様がやってくるとされているからです。

では、年神様とはどんな神様なのでしょうか?
年神様は、日本人の大切な食料である稲を守り、すべての作物を司って、1年の豊作をもたらす神様であり、私たちのご先祖様(祖霊神)でもあると考えられてきました。ですから、五穀豊穣や子孫繁栄に深く関わり、人々に健康や幸福を授けるとされています。「正月様」「歳徳神(としとくじん)」ともいわれています。
新しい年を「迎える」と表現したり、「一年の計は元旦にあり」といったりするのも、年神様を元旦にお迎えするからです。おなじみの「明けましておめでとうございます」は、無事に年を越し、年神様をお迎えできたことを祝福する挨拶なのです。

年神様にたくさんの幸せを授けてもらいたいという人々の願いが形になり、様々な正月行事や風習が生まれ、伝えられてきました。大掃除をしてしめ飾り、門松、鏡餅を飾る。おせちやお雑煮を食べる。これらはみな年神様をおもてなしするための一連のストーリーです。
そう考えると、お正月の支度一つ一つがとても大切に感じられませんか? 13日は「正月事始め」についてお伝えします。

【暮らしを彩る年中行事】お正月

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