日々の便り

2025年02月11日

幻想的な小正月行事、水神様を祀る「横手のかまくら」

2月11日は「建国記念の日」。「国民の祝日に関する法律」によって定められた祝日のひとつで、「建国をしのび、国を愛する心を養う日」とされています。よく「建国記念日」とも言われますが、正式名称は「建国記念の日」です。

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さて、月遅れの小正月となる2月15日、16日に、秋田県横手市では雪まつりが開催されます。有名な「横手のかまくら」です。「かまくら」は、水神様を祀る小正月行事で、約450年の歴史があるといわれています。ミニかまくらにろうそくがともされた幻想的な雪の世界も見ることができますが、もともと、「かまくら」は見るものでなく、中に入って、正面にまつられた水神様にお賽銭を上げて、家内安全・商売繁盛・五穀豊穣などを祈願するものです。
かまくらの中に子どもたちが入って、水神様をお参りしたい大人たちが来ると、子どもたちは「はいってたんせ(かまくらに入ってください)」「おがんでたんせ(水神様をおがんでください)」と言いながら、甘酒や餅をふるまいます。大人たちは賽銭を水神様にあげてお参りをし、子どもたちに餅や果物などを渡します。大人たちが置いていった賽銭や餅などは、子どもたち皆で分けて持ち帰ります。
寒い中でも心がほのぼのと温かくなる子ども中心の雪まつりです。

【暮らしのまつり・遊び】冬/かまくら

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