日々の便り

2025年04月25日

七十二候「霜止出苗」。街を彩るハナミズキ

4月25日から七十二候では「霜止出苗(しもやみてなえいずる)」になります。ようやく霜が降りなくなり、苗代では種もみが芽吹いて青々とした苗に育っていく頃という意味です。そろそろ田植えの準備がはじまり、忙しくも活気に満ちた農家の様子が目に浮かぶようです。

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桜はすっかり葉桜となり、緑がまぶしい季節。ハナミズキが、白やピンクの花を枝いっぱいにつけています。じつは花のように見えるのは総苞片で、葉が変化したもの。庭木、公園の木や街路樹などとして人気があるので、街を歩いていてもよく見かけますね。日本原産のヤマボウシにも似ていますが、ハナミズキは北米原産でアメリカを代表する花のひとつです。
明治45(1912)年に東京市からワシントン市へと寄贈された桜の木のお礼として、大正4(1915)年にハナミズキの苗が日本に贈られてきました。日比谷公園や新宿御苑、小石川植物園など、各地に植えられ、その後、全国に普及していきました。

さて、ゴールデンウィークがはじまりますね。4月29日は「昭和の日」。2007年に祝日法により『激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす』という趣旨で「昭和の日」として制定されました。
5月になれば、5月3日「憲法記念日」、5月4日「みどりの日」、5月5日「こどもの日」と続きます。祝日が日曜日にあたる場合は振替休日になるので、今年はこどもの日の翌日5月6日(火)が振替休日となります。暦通りに休めば4連休。天気予報では、ゴールデンウィーク後半は汗ばむような陽気になるとか。早くも暑さ対策が必要かもしれませんね。

【季節のめぐりと暦】七十二候
【暮らしのまつり・遊び】春/ハナミズキ
【暮らしを彩る年中行事】ゴールデンウィーク

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