土用の丑の日には、夏バテ防止や疲労回復のため、薬草を入れた「丑湯」に入る風習があります。といっても普通のお風呂なのですが、毎日入浴できなかった時代には、丑の日のお風呂は特別に爽やかなものだったようです。ドクダミや緑茶などさまざまな薬草が用いられましたが、江戸時代は桃の葉を入れた桃湯を丑湯としていたそうです。
毎日入浴が当たり前の現代ですが、土用の丑の日は特別。ハーブや薬草を入れて丑湯を楽しんでみましょう。
■おすすめの丑湯ハーブ
・ドクダミ
日本三大薬草のひとつで、あせもや湿疹に良いようです。庭や路地にも生えてるお手軽ハーブです。
・緑茶
緑茶のサポニンとカテキンが、夏の暑さで広がった毛穴をスッキリ引き締めます。
たっぷり袋に詰めてお風呂に入れましょう。
・桃の葉
昔から肌に良いとされている桃の葉。入浴剤やローションなどでも「桃の葉エキス入り」をうたっているものがありますね。葉は漢方薬店や通販などで購入できます。
■丑湯の入り方
1)お気に入りのハーブや薬草を準備します。
2)生の茎や葉は水洗いして、適当に刻むか、そのまま袋に詰めます。
網目の細かい洗濯ネットやお茶用パックなどを使うと手軽です。
3)浴槽に入れ、水から沸かします。給湯式の場合は、蛇口の真下において、香りを出しながら給湯するといいですね。
4)お風呂に入ったら、袋をよくもんで、薬草の成分を出しながら入ります。
丑湯でサッパリ、スッキリして無病息災!
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