2017年07月06日

おみくじの作法

神社に参拝した時にひく「おみくじ」。「大吉」が出たらうれしいですし、「凶」が出ると何か良くないことが起きるかもと、少し不安になったりしますね。おみくじが表す運勢とは?

photo_omikuji.jpg

■おみくじが表す運勢

神社によって内容はいろいろで、運勢のよい順番に対する見解も異なります。参考までに、日本各地の神社を包括している神社本庁では、以下のような見解を示しています。



【大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶】



上記以外の場合もありますので、おみくじを引いた神社で確認すると良いでしょう。

例えば「凶」をひいてしまっても、やがては「吉」に転じるので大丈夫です。
「陰陽道」的な考え方では、「陽極まれば陰生ず、陰極まれば陽生ず」という言葉が表すように、大吉や大凶など対局にあるものはその逆方向に転じ易いといわれています。ですから、吉であっても気をつけよ、凶であっても用心して誠実に事にあたれば必ず御加護があると考えましょう。

いずれにしても、おみくじに書いてある内容に目を向けることが大切ですから、隅々までよく読んでみてください。また、不満足な結果が出たからといって何度も占いなおしてはいけません。



■おみくじが表す運勢

社寺によっていろいろな見解があります。おみくじは神仏からのありがたいメッセージ。吉凶にかかわらず教訓を戒めるつもりで財布などに入れて持ち歩くと良いと言われていますが、自分にとって都合の悪いおみくじはその場で縄や木に結びつけ、さらなるご加護をお願いしても良いようです。「凶のおみくじを利き腕と反対の手で結べば、困難な行いを達成することによって凶が吉に転じる」という説もあります。
また、おみくじをむやみに捨ててはいけません。その場にせよ、持って帰るにせよ、神や仏と縁を「結ぶ」ため、時が経ったら境内に結んでください。必ずしも、おみくじを引いた寺社でなくとも構いません。

おみくじを木々の枝に結ぶのは、木々のみなぎる生命力にあやかり、願い事がしっかり結ばれますように...という祈りが込められているそうです。「おみくじ結び所」が指定されている場合には、必ず指定された場所へ結んでください。

 

ページトップへ