日々の便り

2016年02月18日

二十四節気「雨水」。大地に芽吹く「蕗の薹」はほろ苦い春の味。

2月19日は二十四節気の「雨水」。
「雨水」とは、雪が雨に変わり、氷が溶けて水になる頃という意味。実際にはまだ雪深いところも多く、これから雪が降り出す地域もありますが、ちろちろと流れ出す雪溶け水に、春の足音を感じます。草木が芽生える頃で、昔から農耕の準備を始める目安とされてきました。

もうじきひな祭りを迎えますが、ひな祭りの由来には水が関係しているので、雨水にひな人形を飾り始めると、良縁に恵まれるといわれています。おひな様を飾る家はぜひ将来の幸せを願って、雨水に飾ってあげましょう。ひな人形の飾り方にもいわれがあるので、イラスト付きで解説しています。飾るときの参考にしてくださいね♪

【暮らしを彩る年中行事】五節供とは/上巳:桃の節供
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また、七十二候では「土脉潤起」(つちのしょううるおいおこる)に入ります。これも、雪がしっとりとした春の雨に変わり、大地が潤い始める頃という意味で、「雨水」と同様、春はもうすぐそこまで来ているよ、と教えてくれます。

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そして、雪解けの大地からちょこんと顔をだすのが蕗の薹。春の兆しの象徴ともいえます。
春の山菜には独特の苦みがありますが、この天然の苦味や辛味が冬の間に縮こまっていたからだに刺激を与えて目覚めさせ、活動的にしてくれるといいます。蕗の薹も独特の香りや苦みがありますが、これが春を感じさせるおいしさともいえますね。

じつはこの苦みやえぐみがからだにはとても良いもの。この苦味成分は、抗酸化作用のあるポリフェノール類で、新陳代謝も促進してくれます。
蕗の薹はスーパーなどの店頭でも手に入るので、早春の味を楽しんでみませんか?蕗の薹の定番、「蕗みそ」や「天ぷら」、「蕗の薹ごはん」などをご紹介しています。

【季節のめぐりと暦】二十四節気
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/nijyushisekki/
【季節のめぐりと暦】七十二候
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【食の歳時記・旬の味】蕗の薹
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【四季と行事食】春/山菜
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