日々の便り

2016年10月31日

七十二候「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」。紅葉狩りに出かけましょう!

11月の和風月名は「霜月(しもつき)」。文字通り、霜が降る月ということで「霜降月(しもふりつき)」が略されて「霜月」となりました。
また、「神無月」に出雲に集まっていた神様達が帰って来る月なので「神帰月(かみきづき)」、収穫祝いで神楽を奏することが多いので「神楽月(かぐらづき)」、もうじき雪の季節がやってくるので「雪待月(ゆきまちづき)」などの異称もあります。

また、11月2日から七十二候では「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」になります。晩秋を彩る山々が美しく紅葉する季節です。
実は、日本の紅葉の美しさは世界で一番ともいわれています。地球の3割は森林ですが、針葉樹林や熱帯雨林が多く、紅葉する落葉樹林がまとまっているのは、東アジアの沿岸部と北アメリカ大陸の東部、ヨーロッパの一部にすぎず、その中で日本は、国土のおよそ7割が森林で様々な落葉樹が生えています。しかも寒暖の差があり、葉の色付きも鮮やか。このような日本の気候風土のおかげで、いたるところで美しい紅葉を楽しむことができるのです。

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平安時代、貴族の間では紅葉見物が流行り、それが「紅葉狩り」の始まりといわれています。
「狩る」といっても「紅葉狩り」とは紅葉を観賞すること。狩猟をしない貴族の間では、草木を眺め自然を愛でることを狩りに例えたといわれています。

そして、11月3日は「文化の日」。日本国憲法が公布された日を記念し、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日として昭和23年に制定されました。
芸術祭や音楽会などさまざまなイベントに出かけたり、紅葉狩りに出かけたりするのも良いですね。行楽の秋でもありますから、積極的におでかけしてみましょう。
都内の公園や庭園でも11月中旬から下旬には、美しい紅葉が楽しめます。

【季節のめぐりと暦】和風月名
http://i-nekko.jp/meguritokoyomi/zassetsu/wafuugetumei/
【季節のめぐりと暦】七十二候
https://www.i-nekko.jp/meguritokoyomi/shichijyuunikou/
【暮らしのまつり・遊び】紅葉狩り
https://www.i-nekko.jp/matsuri_asobi/matsuri_aki/momiji/
【暮らしの中の歳時記】紅葉前線
https://www.i-nekko.jp/matsuri_asobi/matsuri_aki/2018-103110.html

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