日々の便り

2023年11月23日

勤労をねぎらう「勤労感謝の日」。明日は「和食の日」

11月23日は「勤労感謝の日」。1948年(昭和23年)に「勤労を尊び、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」として祝日に制定されました。


もともとは神様に新穀を供えて感謝する「新嘗祭(にいなめさい)」の日で、人が新米を食べるのは、神様へお供えをしてからだったそうです。「新嘗祭」は宮中祭事の中でも最も重要なものとされていますが、宮中だけでなく、新穀を神様に捧げることは広く行われており、各地に残る農耕儀礼にもそのなごりが見られます。
代表的なものに、能登半島の「アエノコト」や東日本の「十日夜」などがあり、「食」を重要視する日本の文化を感じます。

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また、1123日は2回目の酉の日、二の酉です。関東を中心とした神社で「酉の市」が開かれます。

 

さて、1124日は「11(いい)月24(日本食)日」ということで「和食の日」です。2013年「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことから、和食文化国民会議がこの日を「和食の日」としました。登録から今年で10周年、現在、東京・上野の国立科学博物館では、特別展「和食~日本の自然、人々の知恵~」が2024年2月25日まで開催されています。私も早速、出かけてみました。科学博物館ならではのアプローチでわかりやすく、広範囲にわたる和食についての情報を得ることができます。会場内は写真撮影OKなので、興味深い展示を写真に撮ることもできました。

この機会に、「和食」のすばらしさについて見直してみてはいかがでしょう。

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