2018年06月03日

粋なお酒のいただき方

粋なおとなはお酒を飲む姿も美しいもの。マナーもきちんとしています。
一人で盃を傾ける時、二人で盃を交わし合う時、そして大勢で盛り上がる宴の時も、艶のある大人の仕草で、素敵なひとときにしませんか。

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■飲む仕草を引き立てる酒器
お酒を飲む仕草を引き立ててくれるのが酒器です。日本酒の種類によって味を引き立てる酒器がありますから、その形によって所作に気を配ってみましょう。また、男性はより男らしく、女性はより女らしく、魅力的に見える酒器を選ぶのも手。どうせ飲むなら、猪口(ちょこ)にもこだわりを持ってみてはいかがでしょう。

 

【男性が魅力的に見える酒器】
底が角ばった「ぐいのみ」は、どっしりとした形が男らしく、飲み干す仕草もたくましく見えます。

 pixta_2051485_Mぐい飲み.jpg

 

【女性が魅力的に見える酒器】
底の丸いものや、平べったいものがおすすめ。飲み干すときにあごが上がらないため優雅に見え、年齢の出やすい首筋を見せずにすみます。さらに、高台のある盃なら、持つ仕草も女っぽくなります。

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 【酒器の扱い方】
●猪口は指先だけで扱い、触れるのは第一関節まで。それ以上深く持つと握る印象になってしまいます。
●糸底(底の円形の部分)にも手を添えて、両手でいただくと美しい。とくに女性が片手で飲むと、煽るような飲み方になって品がありません。
●酒器に口紅がついたら、親指で目立たないように拭き取ります。

 おちょこ手元.png

 

 


■「差しつ差されつ」もマナーが大事
お互いにお酌をしあうことは、楽しく飲むためのコミュニケーションの一つでもありますが、相手を気遣う心配りも大切です。酔っても最低限のマナーは忘れないようにしたいものです。

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【お酌を受ける時のマナー】

●お酌を受ける前に、猪口に残っている酒にそっと口をつけます。必ずしも飲み干す必要はありませんが、他の器に捨てたりしてもいけません。
●必ずお猪口を手で持ちます。置きっぱなしでお酌を受けたり注いだりすることを「置き酌」といい、失礼に当たります。
●お酌を受けたら、一度口をつけてからテーブルに置きます。口をつけずに置くのは失礼になります。
●もういただけない時は、片手を軽く猪口にかぶせて「不調法ですので」「もう十分いただきましたので」など、ひと言添えます。

 

【お酌をする際のマナー】
●お銚子に絵柄があるものは正面を上に向け、指先でくびれより下を持ちます。男性は片手でかまいませんが、女性は左手を軽く添えます。
●注ぐ量は八分目ぐらいを心がけ、あふれるほど注がないこと。
●相手が席を離れている時、半分以上お酒が残っているときは注がないようにします。相手のペースを乱すような無理強いはやめましょう。


マナーを守って気持良く酒席を楽しむためにも、飲み過ぎには注意したいものですね。

 


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